V7 の変化点
概要
『リソースプランナーやお知らせ機能でプロジェクト管理を強力にサポート』
新バージョンの「TimeTracker NX 7」では、以下のように工数管理/プロジェクト管理を効率化する機能を実現しています。
- 担当者軸でガントチャートから計画を引く 「リソースプランナー」
- TimeTracker NX を開かなくてもプロジェクトの問題や負荷が高いメンバを把握できる 「お知らせ」
- 外出先でパソコンが使えない場合でもその場で実績を入力できる 「モバイル端末からの工数入力」
他にも、多数の機能追加と最新フレームワーク適用による大幅なパフォーマンスも向上しています。
ここでは、TimeTracker NX 7 で対応する機能をご紹介します。
新機能
リソースプランナー
リソース負荷を考慮したメンバーへのアイテム割り当てを支援
担当者を軸にアイテムを割り当てることができます。
リアルタイムに担当者の負荷が表示されるので、他の担当者に割り当てを変更し、負荷を平準化できます。
また、割り当てた結果はガントチャートにも反映されます。
プロジェクトの進行状況を把握し、最適なリソースを割り当てて生産性を向上させましょう。
詳細へのリンク: 「メンバーにアイテムを割り当てる」、「プロジェクトを跨いでメンバー割り当てを調整する」
お知らせ
遅れやコスト超過があるプロジェクト、負荷が高いユーザーを通知
工数入力状況やプロジェクトのサマリを定期的にレポート。
ただ変更箇所を通知するのではなく、プロジェクト管理/工数管理で注意すべき点を、問題発生時にお知らせします。
例)遅れやコスト超過プロジェクト、工数入力忘れや負荷が高いユーザー
問題だけでなく、振り返りの入力になる情報や、直近で実施する作業もお知らせします。
TimeTracker NX を開いていなくても、簡単に状況を把握できます。
本機能はクライアントPCに専用アプリ『TimeTracker Reporting』をインストールして実現します。
詳細へのリンク: 「お知らせ機能」
モバイル端末から実績工数入力
PCがない環境でも、お手元のモバイル端末から実績を入力できます。
外出やPCの持ち出しが難しい場合でも、PCからの入力と同じ操作で正しい実績を蓄積しましょう。
iPhone、Android端末も対応しています。
詳細へのリンク: 「モバイル端末から入力する」
プロジェクトサマリ・推移モニタ
プロジェクトの状況を把握し、変化を素早く検知
管理対象のプロジェクトをまとめて状況を一覧視できます。
工数やコストはもちろん、EV(Earned Value:プロジェクト進捗管理の指標)の値も確認できます。
また、特定のプロジェクトの「状況の推移」をグラフで表示することで、プロジェクトの状況の変化を素早く検知できます。
詳細へのリンク: 「プロジェクトモニタ」、「プロジェクト進捗推移」
バーンダウンチャート
プロジェクトの進捗状況を一目で把握
計画工数と残り作業時間を日ごとにグラフ表示することで、計画と実績の乖離だけでなく、
チームのパフォーマンスも可視化できます。
過去の作業量から未来の進捗を予測し、完了予定日や必要なリソース量の見通しが立ちやすくなります。
進捗の変化に応じて計画を柔軟に調整しましょう。
詳細へのリンク: 「バーンダウンチャートで状況を把握する」
カスタム検索
プロジェクトに跨って自由にアイテムを絞り込み
「コスト超過の案件」 「昨日更新したアイテム」 「不具合の一覧」 「プロジェクトを跨いだ報告書一覧」など、
複数のプロジェクトから特定の条件で一覧を作りたいことはありませんか?
条件を自由に組み合わせて必要なアイテムをリスト形式で出力します。
もう1つ1つのプロジェクトを開いて探す必要もありません。
詳細へのリンク: 「カスタム検索(プロジェクト内)」、「カスタム検索(プロジェクト横断)」
マイルストーンサマリ
複数プロジェクトまとめて作業の節目を確認
複数プロジェクトの進捗管理に、1つ1つの詳細なアイテムまで確認するのは大変です。
「計画合意」 「予算FIX」 「納品」などプロジェクトのマイルストーンに着目して遅れの有無を確認しましょう。
マイルストーンサマリでは、プロジェクト横断でマイルストーンの計画/実績/遅れ有無が一目でわかります。
詳細へのリンク: 「マイルストーンサマリ」
プロジェクトのカレンダー表示
月単位の表示でプロジェクトの計画・イベントを俯瞰して確認
プロジェクトの予定を月単位で表示します。
「ガントチャートでは表示範囲が限られている」 「メンバの休みなども一目で見たい」などお悩みの方、
月単位でプロジェクトの予定を確認されていはいかがでしょうか?
その場でマイルストーンなどのアイテムも作れます。
詳細へのリンク: 「カレンダーで全体視する」
注意点
「モバイル端末から実績工数入力」 「お知らせ」機能は、
保守契約/年間ライセンス契約をご契約いただいているユーザー様限定の機能です。
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未保守ユーザー様は利用できないため、保守契約をご検討ください。
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保守契約のユーザー様は、「V7より前」と「V7以降」で
以下のように TimeTracker NX 本体のライセンスキー更新タイミングが変わります。TimeTracker NX のバージョン ライセンス数変更 バージョンアップ 保守更新 V7より前 必要 必要 不要 V7以降 必要 必要 必要(※) ※ライセンスキーは保守契約更新時に案内します。
ライセンスキーの更新も不要です。
改善
TimeTracker NX 7 では、ユーザー様から頂いた以下のご要望にお応えしました。
タイムシート
- プロジェクト閲覧権限でもタイムシートから実績入力
- 閲覧権限しかないユーザーでも、アイテムの実績を入力可能な設定にできます。
- 対象のフィールドは自由に変更できます。
- タイムシートの実績を自由に色分け
- タイムシート上でプロジェクトごとに表示する色を自由に設定。
一目でプロジェクト毎の工数投入状況がわかる。
- タイムシート上でプロジェクトごとに表示する色を自由に設定。
- ワークアイテムツリーの展開状態保持
- タイムシートを開いた時に前回開いたワークアイテムツリーの状態で展開して表示します。
- 他ページから戻ってきても、またアイテムを開きなおす必要はありません。
- ワークアイテムツリーのキーワードフィルタを強化
- V6 までは、プロジェクト名と末端のア イテム名を対象にしていましたが、全てのアイテム名が対象になりました。
ワークアイテム
- Undo
- ガントテーブルやガントチャート上で操作を間違えても大丈夫。「Ctrl+Z」で変更前の状態に戻せます。
- お気に入りフォルダですぐに目的のアイテムを開く
- ガントテーブルに多数のフォルダがある場合でも、事前に登録したフォルダをすぐ開けます。
- ガントテーブルの展開状態保持
- プロジェクトを開いた時に前回開いたガントテーブル状態で展開して表示します。
その他
- APIキー
- 対象機能利用時にパスワード入力が不要になります。
- SAML認証しか許可されていないユーザーでも、WebAPI から TimeTracker NX を操作できるようになります。
上記以外も処理速度がTimeTracker NX V6 から 30%上昇(当社環境比)しています。