メインコンテンツまでスキップ
バージョン: Current

フィールド一覧

フィールドの名称と説明

システム

フィールド名説明
ID対象アイテムを一意に識別するためのID。
ツリーパスプロジェクトのルートアイテムから対象アイテムまでのWBS構造を示す文字列。
アイテム番号と区切り文字「/」で構成する。
ツリーの深さプロジェクトのルートアイテムから対象アイテムまでのツリー構造の階層の深さ。
プロジェクトのルートアイテムを「0」とする。
フォルダか対象アイテムがフォルダか否かを識別する。フォルダであればTrueとする。
作成日時アイテムを作成した日時。
作成者アイテムを作成したユーザーのユーザー名。
更新日時アイテムを更新した日時。
更新者アイテムを更新したユーザーのユーザー名。

基本情報

フィールド名説明
プロジェクトID対象アイテムが属するプロジェクトのID。
プロジェクト名対象アイテムが属するプロジェクトの名前。
プロジェクトコード対象アイテムが属するプロジェクトに定義されたコード。
アイテムタイプ対象アイテムの種別を示すアイテムタイプ。
フォルダID対象アイテムが属するフォルダ(パッケージ)のID。
フォルダ名対象アイテムが属するフォルダ(パッケージ)の名前。
親アイテムID対象アイテムのすぐ上位となるアイテムのID。
親アイテム名対象アイテムのすぐ上位となるアイテムの名前。
情報対象アイテムの状態を示す。状態はアイコンで表示する。
名前対象アイテムの名前。
コード対象アイテムに定義されたコード。
説明対象アイテムの内容や注意事項などの説明。
アイテム番号対象アイテムに紐づける番号。プロジェクト内で一意に定まる。
リーダー対象アイテムに設定しているリーダーの名前。
リソース割り当て対象アイテムにアサインされたメンバーの名前。(最大10名まで表示)

計画・進捗

フィールド名説明
ステータス対象アイテムの進捗状況を示すステータス。
工程分類対象アイテムの実績工数を入力した際に初期値となる工程分類。
作業分類対象アイテムの実績工数を入力した際に初期値となる作業分類。
進捗率対象アイテムの進捗状況を示す。進捗率はパーセンテージで表示する。
進捗率の決定方法[進捗率]フィールドの決定方法を表示する。
開始日対象アイテムの計画開始日。
終了日対象アイテムの計画終了日。
マイルストーンか対象アイテムがマイルストーンか否かを識別する。
マイルストーンであればTrueとする。
計画工数対象アイテムの計画工数。
実績工数対象アイテムの実績工数。
実績開始日対象アイテムおよび下位のアイテムで実績が存在する最も早い日。
実績終了日対象アイテムおよび下位のアイテムで実績が存在する最も遅い日。
残り作業時間対象アイテムを完了するまでに必要な残り作業時間。
計画コスト対象アイテムの計画コスト。
実績コスト対象アイテムの実績コスト。
計画成果量対象アイテムの成果物に対する計画した成果量。
実績成果量対象アイテムの成果物に対する実績の成果量。
規模単位対象アイテムの成果量の計測に使用する成果物の単位。
成果物情報対象アイテムの成果物の説明。
期間が固定されているか対象アイテムの期間が固定されているか否かを識別する。
期間が固定されていればTrueとする。
実績入力がロックされているか対象アイテムの実績入力がロックされているか否かを識別する。
実績入力がロックされていればTrueとする。
子アイテムの計画工数下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの計画工数の合計。
子アイテムの開始日下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの開始日の一番早い日。
子アイテムの終了日下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの終了日の一番遅い日。
子アイテムの実績工数下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの実績工数の合計。
子アイテムの計画コスト下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの計画コストの合計。
子アイテムの実績コスト下位アイテムが存在する場合、下位アイテムの実績コストの合計。
完了日対象アイテムが完了した日付。
稼働日数対象アイテムの開始日から終了日までの期間に含まれる稼働日の日数。
管理対象の計画工数進捗率の管理対象外のワークアイテムを除いた、アイテムの計画工数の合計。
管理対象の実績工数進捗率の管理対象外のワークアイテムを除いた、アイテムの実績工数の合計。

EV

アーンドバリューマネジメント(EVM)は、プロジェクトの計画や進捗状況をコストに換算してプロジェクトを管理する手法です。
プロジェクトの進捗状況や生産性などを定量的に評価することができます。

TimeTracker NXでは、このEVMの各指標に「工数」の概念を取り入れ、 「拡張EV」として以下のフィールドを公開しています。

拡張アーンドバリューモデルは、当社での運用実績をもとに一部で独自の指標や計算を行っています。
計算に必要なフィールドの値が設定されていない場合、正しく値を算出しません。

必要なフィールドを設定して確認してください。
例)
・ 「遅れ期間」を計算する際、「稼働日数」の値が入っていない。
・ 進捗率を「管理しない」になっている。

フィールド名説明計算式
計画進捗率計画どおり進行している場合の現時点での進捗率。計画進捗率=前日までの日ごとの管理対象の計画工数の合計値 / [管理対象の計画工数] × 100
スケジュール指標スケジュールの進み具合(*1)。スケジュール指標=[進捗率] / [計画進捗率]
工数指標工数から求めた生産性(*1)。工数指標=[実績獲得工数(*3)] / [管理対象の実績工数]
コスト指標コストから求めた生産性(*1)。コスト指標=[実績獲得コスト(*4)] / [実績コスト]
遅れ期間スケジュールの遅れ期間を表す日数。遅れ期間 = [稼働日数] × ([計画進捗率] - [進捗率]) / 100 + (「0」または「 [経過稼働日数(*2)] - [稼働日数]」のうち大きい値)
※値に小数を含む場合は、小数を切り上げて日数とする。
遅れ工数計測日の進捗で遅れている工数。遅れ工数=[管理対象の計画工数] / 60 × ([計画進捗率] - [進捗率]) / 100
遅れコスト計測日の進捗で遅れているコスト。基本の計算式=[計画コスト] × ([計画進捗率] - [進捗率]) / 100
最終予測遅れ期間完了時に予想される遅れ期間。最終予測遅れ期間=[経過稼働日数(*2)] × (100 - [進捗率] ) / [進捗率] - [稼働日数] × (100 - [計画進捗率]) / 100
最終予測遅れ工数完了時に予想される遅れ工数。最終予測遅れ工数=[実績工数] × (100 - [進捗率]) / [進捗率] - [計画工数] × (100 - [計画進捗率]) / 100
最終予測遅れコスト完了時に予想される遅れコスト。最終予測遅れコスト=[実績コスト] × (100 - [進捗率]) / [進捗率] - [計画コスト] × (100 - [計画進捗率]) / 100
最終予測完了日現在のペースで予測される完了日。最終予測完了日=([経過稼働日数(*2)] + 1) × 100 / [進捗率] + [開始日] -1
最終予測工数現在のペースで予測される完了時の工数。最終予測工数=[実績工数] × (100 / [進捗率])
最終予測コスト現在のペースで予測される完了時のコスト。最終予測コスト=[実績コスト] × (100 / [進捗率])

*1 値による判断方法は、次のリンクを参照ください。
 「指標の評価基準
*2 開始日から今日の1稼働日前までの稼働日数(プロジェクトのカレンダーに基づく)
*3 実績獲得工数の計算式は以下です。
  [計画工数] * [進捗率]
*4 実績獲得コストの計算式は以下です。
  [計画コスト] * [進捗率]

指標の評価基準

「スケジュール指標」「工数指標」「コスト指標」は、値から以下のように判断します。

判断結果
1より大きい計画より進んでいる、少ない工数/コストで対応できている。
1計画どおり。
1より小さい計画より遅れている、工数/コストが超過している。
指標の活用方法

「1」になるケースは少ないです。0.8~1であれば挽回可能な指標とするなど、
各プロジェクトの状況に合わせて指標を決める運用がおすすめです。
また、値が多き過ぎる(目安として、1.2より大きいなど)場合、計画の正当性を見直すきっかけにもなります。

カスタム

カスタムフィールドの型説明
整数型整数を扱うカスタムフィールド。
実数型小数を含む数値を扱うカスタムフィールド。
論理値型TrueまたはFalseの値を扱うカスタムフィールド。
日付型日付を扱うカスタムフィールド。yyyy/m/d形式で入力する。
※他の形式で入力した場合はエラーになる。
単一行テキスト型1行のテキストを扱うカスタムフィールド。
複数行テキスト型複数行のテキストを扱うカスタムフィールド。
ユーザー型プロジェクトメンバーを扱うカスタムフィールド。
工程分類型工程分類の選択肢を扱うカスタムフィールド。
作業分類型作業分類の選択肢を扱うカスタムフィールド。

フィールドの決定方法一覧

フィールドの決定方法の一覧を以下に示します。

No.決定方法説明
1ユーザー入力値ユーザーが値を直接入力します。
2加重平均子アイテムの計画工数の割合で重み付けした、子アイテムの進捗率の合計です。
詳細は次のリンクを参照ください。
進捗率(加重平均)の詳細
3規模進捗計画成果量に対する実績成果量の割合です。
規模進捗率が 100% を超過する場合は 100% とします。
4残作業時間計画工数と残り作業時間から進捗率を算出します。
作業開始前は、残り作業時間に計画工数の値を設定します。
作業の進捗に合わせて残り作業時間を減らしていくことで、進捗率が増加します。
5管理しない進捗率を管理しません。
6子の最小値対象ノード直下の、子ノードの対象フィールドの最小値です。
7子の最大値対象ノード直下の、子ノードの対象フィールドの最大値です。
8子の合計値対象ノード直下の、子ノードの対象フィールド値の合計値です。
9自動計算□計画コスト
 ・計画工数の決定方法「子の合計値」の場合は、子の合計値です。
 ・計画工数の決定方法「ユーザー入力値」の場合は、以下をもとに算出します。
  - リソースごとの計画工数
  - プロジェクト毎に設定された計画コスト単価
□実績コスト
 ・子アイテムがある場合は、子の実績コストの合計です。
 ・末端のアイテムの場合は、リソースごとの実績工数と履歴にあったコスト単価から算出します。
10子の平均値対象ノード直下の、子ノードの対象フィールド値の平均値です。
11子の個数対象ノード直下の、子ノードの個数です。
12論理積対象ノード直下の、子ノードの対象フィールドの論理積です。
13論理和対象ノード直下の、子ノードの対象フィールドの論理和です。
14実績から算出実績工数と進捗率から残り作業時間を算出します。
 計算式:(100-進捗率) / (進捗率/実績工数)
 例) 実績工数 7H、進捗率 70%の場合、残り作業時間は3Hになります。
計画工数の値に関係なく、実績工数と進捗率から算出します。
15計算式あらかじめ定義した計算式に従い算出された値です。
計算式の書式は次のリンクを参照ください。
計算式リファレンス

進捗率:加重平均の詳細

進捗率「加重平均」は、子アイテムの計画工数の割合で重み付けした、子アイテムの進捗率の合計です。
例)以下の子アイテムを持つアイテムの場合、進捗率は50%になります。

計画工数進捗率工数の割合重み付けした進捗率
アイテムA100h100%40%40%
アイテムB50h50%20%10%
アイテムC100h0%40%0%
合計250h--50%

各フィールドに設定可能な決定方法一覧

フィールドでは、それぞれ以下の決定方法が設定可能です。

子アイテムの有無によりデフォルトの決定方法が変わります。
No.フィールド決定方法の選択肢親アイテムの初期値末端アイテムの初期値
1進捗率ユーザー入力値
加重平均
規模進捗
残作業時間
管理しない
加重平均ユーザー入力値
2開始日ユーザー入力値
子の最小値
子の最小値ユーザー入力値
3終了日ユーザー入力値
子の最大値
子の最大値ユーザー入力値
4計画工数ユーザー入力値
子の合計値
子の合計値ユーザー入力値
5残り作業時間ユーザー入力値
子の合計値
実績から算出
子の合計値実績から算出(※1)
6計画コストユーザー入力値
自動計算
自動計算自動計算
7実績コストユーザー入力値
自動計算
自動計算自動計算
8計画成果量ユーザー入力値
子の合計値
ユーザー入力値ユーザー入力値
9実績成果量ユーザー入力値
子の合計値
ユーザー入力値ユーザー入力値
10整数型のカスタムフィールドユーザー入力値
子の最小値
子の最大値
子の合計値
子の平均値
子の個数
子の合計値ユーザー入力値
11実数型のカスタムフィールドユーザー入力値
子の最小値
子の最大値
子の合計値
子の平均値
子の個数
子の合計値ユーザー入力値
12論理値型のカスタムフィールドユーザー入力値
論理積/論理和
ユーザー入力値ユーザー入力値
13日付型のカスタムフィールドユーザー入力値
子の最小値
子の最大値
ユーザー入力値ユーザー入力値

残り作業時間のデフォルト決定方法の設定

残り作業時間のデフォルトの変更方法はプロジェクト単位で設定できます。
プロジェクト設定の以下から変更してください。

コピー可能なフィールドの一覧

プロジェクト画面で表示するフィールドのうち、コピーが可能なフィールドは以下です。

分類詳細区分フィールド
基本情報名前、コード、説明、リーダー *3、リソース割り当て*3
計画・進捗分類工程分類 *1、作業分類 *1
進捗情報ステータス *1、進捗率、進捗率の決定方法
日程開始日、終了日、マイルストーンか、完了日、稼働日数 *5、期間が固定されているか
時間計画工数 *4、残り作業時間、管理対象の計画工数 *5
コスト計画コスト、実績コスト
成果物計画成果量、実績成果量、規模単位、成果物情報
その他カスタムフィールド *1,2

コピー時の注意事項

各フィールドに関する注意事項は以下です。(番号は上記の「*」に対応します)

No注意事項
1アイテムの値がコピー先のプロジェクト設定に存在しない値域の場合でも、値はコピーされます。
2コピー先のプロジェクトにないカスタムフィールドの値はコピーされません。
3コピー先のプロジェクトに存在しないユーザーはコピーされません。
4リソースごとの計画工数は、コピーした値をリソースで均等に分割した値になります。
5アイテムをコピーした場合のみ値がコピーされます。フィールド単体ではコピーできません。