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バージョン: Current

分析レポートを操作する

概要

レポートを作成すると、TimeTracker NX のデータベースからデータを取得し、分析レポートを出力します。
ここでは出力したレポートの確認方法と、レポート画面の操作方法を説明します。

注意点

TimeTracker Analytics ではコストに関するフィールドを除き、全てのデータを参照できます。

  • コストに関するフィールドは、システムロールでコスト権限を許可したユーザーしか参照できません。
  • TimeTracker NX ではセキュリティ設定により参照できないデータも参照可能です。
    例えば、参照権限がないプロジェクトの分析結果も表示されます。

    他プロジェクトを参照させたくない方にはサーバー設定ファイルを展開せず、
    TimeTracker NX のピボット分析機能の利用を検討してください。
    詳細は次のリンクを参照ください。: 「TimeTracker NX のピボット分析機能

レポート画面の見方

レポートの表示は以下の方法で変更できます。

No操作できること詳細な説明
分析する期間を変更します。分析する期間
TimeTracker NX のデータベースからデータを取得します。TimeTracker NX からデータを取得した後でデータベースの内容が更新された場合、最新の情報に更新します。
プリセットされた期間から選択した内容で①を変更します。-
レポートの設定ダイアログを開きます。分析レポートを作成する
指定したレポートを操作します。レポートに対する操作
分析結果を他ファイルに出力します。外部に出力する
分析レポートを最大化します。以下のどちらかの操作で元のサイズに戻ります。
・「F11」ボタンをクリックする。
・以下のボタンをクリックする

分析する期間について

分析する期間はレポート作成時に指定した「集計単位」により異なります。
詳細は次のリンクの手順5を参照ください。: 「分析レポートを作成する

また、集計単位は以下のように分析結果の出力にも影響します。
下図のケースで「日」単位で集計したい場合は、集計単位を「日」に変更してください。

レポートに対する操作

クリックすると以下のメニューを表示します。

  • 展開/圧縮対象は下図①、②です。
    フィールドで右クリックすれば、部分的に同じ操作ができます(③)。 |

  • コピーはそれぞれ選択した範囲のグリッド/グラフを、クリップボードにコピーします。

    操作方法は次のリンクと同じです。: 「コピー&ペースト

グリッドオプションの設定

ホームリボンの「オプションの表示」をクリックすると、グリッドで表示する内容を変更できます。

  1. 合計行の表示
    下図①~④の表示/非表示を切り変えます。

  2. 行の表示位置
    下図のように合計行・列の表示場所を切り替えます。

ビューを変更する

分析ビューは下図のように、行(赤色)、列(水色)、値(黄緑色)で指定したフィールドの値を集計します。
行/列は、左→右に指定した順でグループ化して集計します。
例)年→月→日

マウスのドラッグ&ドロップで並び順を変更すれば、すぐに変更が反映されます。
最新の情報を表示したい場合は「更新」ボタンをクリックしてください。

「更新」ボタンをクリックするとサーバーからデータを取得します。

更新頻度やデータ量によりサーバーPCに負荷をかけることもあります。
フィールドを並び変えてレポートの出力を確認し、問題なければ「更新」をクリックすることで、
サーバーとの通信負荷を抑えた運用ができます。

フィールドの表示/非表示を切り替える

フィールドを表示する

ホームタブの「フィールド一覧」をクリックすると、利用可能なフィールドの一覧が出ます。
ドラッグ&ドロップでフィールドを追加してください。

フィールド一覧上でキーワードを指定してフィルタできます。

フィールド名にキーワードが含まれるフィールドを表示します。

フィールド一覧に対象のフィールドがない場合、「レポートの設定」ボタンをクリックし、
次のリンクの手順で対象のフィールドを選択してください。: 「分析レポートを作成する

フィールドを非表示にする

分析に使用しないフィールドは、以下の方法で分析対象から外してください。

① 分析対象外の場所にドラッグ&ドロップする。
② 対象のフィールドを「フィールド一覧」にドラッグ&ドロップする。
③ 対象のフィールド上でマウスを右クリックし、「非表示」を選択する。

②,③で非表示にしたフィールドはフィールド一覧にあります。

再度表示したい場合はレポートにドラッグ&ドロップしてください。

行/列の並び順を変える

フィールドの順に並び替え

フィールド名の横にある記号(下図、赤枠)をクリックすると、並び順を入れ替えます。

  • 昇順/降順を切り替えます。
  • 文字列の場合はアルファベット順→50音順です。

集計した値の順に並び替え

集計した値の順に並び替えることもできます。

例えば、下図②のように並び替えたい行/列のフィールドをクリックしてください。

指定した順序に並び替えられます。

集計結果をフィルタする

集計した結果の中から、特定の条件で表示内容を絞ることができます。
分析する目的に応じて対象を選定し、効率的に事実を可視化しましょう。

対象のフィールドによりフィルタ方法が変わります。

  • 行/列フィールド
  • 値フィールド

行/列フィールドのフィルタ

大きく分けて以下の2つの方法でフィルタし、フィルタ中は以下の表示になります。

  1. 簡易フィルタで条件を設定する
  2. フィルタエディタで条件を設定する
  • 赤枠:表示しているフィルタの条件
  • ①:フィルタ条件の履歴を表示する。
  • ②: 「フィルタエディタ」を立ち上げ、フィルタ条件を変更する。: 「フィルタエディタ
  • ③:フィルタをクリアする。

1. 簡易フィルタで条件を設定する

対象のフィールドを選択し、下図①の記号を選択してください。

フィルタ方法は上図②のように、以下の2種類あります。

  1. 値でフィルタする。
  2. ルールでフィルタする。
③をクリックすればフィルタをクリアします。

2. フィルタエディタで条件を設定する

フィルタ対象のフィールドでマウスの右クリックから「フィルターを編集」をクリックすると、
フィルタエディタが開きます。

  1. 下図①、②のようにフィルタ条件を記載できます。
  2. 水色の「∨」をクリックすると追加する選択肢(③~⑤)が表示されます。
⑤選択時の操作は、次のリンクを参照ください。: 「式エディタの使い方

AND/ORなどの条件を組み合わせてフィルタ条件を定義しましょう。

条件をクリアする場合は「×」ボタンをクリックしてください。
「値フィールド」に設定するフィールドは、フィルタ条件に指定できません。
式エディタの使い方

「カスタム式を追加」を選択すると、式エディタが立ち上がります。

  • ①:計算式を定義します。
    • フィールドは②から選択してください。
    • 文字列はシングルクォートでくくってください。
  • ②:計算式で使用するフィールドを選択します。
  • ③:選択肢(②)のグループを選択します。
  • ④:選択したフィールドの説明です。

値フィールドのフィルタ

値フィールドでフィルタをクリックすると、下図のように値の分布をヒストグラムとして表示します。

ピボットビューを「全て展開」した状態のデータを表示します。

以下の方法で表示させる範囲を指定してください。

  • ① の値を指定する。
  • ヒストグラム上で②、③を移動して範囲を指定する。

「OK」ボタンをクリックすると指定した範囲のフィールドを表示します。

  • フィルターされているフィールドは、以下のマークが表示されます。

  • クリアする場合は再度フィルターエディタを表示し、「フィルターをクリア」をクリックしてください。

特定の行/列のレベルでフィルタもできます。
  • 「特定のレベルにフィルターを適用」をチェックして行/列フィールドを指定すると、指定した粒度で表示します。
  • 「OK」ボタンをクリックすると、指定した粒度のフィールドを表示します。
    例)下図のように「行:プロジェクト、列:年」を指定した場合、年間N時間以下のプロジェクトは分析の対象外になります。