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バージョン: Current

注意点

概要

ピボット分析を使用する際の注意点をご説明します。

全テーブル共通の注意点

  • 末端のアイテムに入力された値を集計します。
    途中のアイテムに直接入力した値は反映しません。
  • ピボット分析テーブルは列の名前でグルーピングするため、同じ名前のアイテムがある場合は
    ひとつにまとめて集計します。

「工数とコスト」の注意点

出力テーブルに「工数とコスト」を選択して集計する際の注意点を記載します。

集計対象について

「工数とコスト」のピボット分析では以下のワークアイテムを対象に、ユーザー単位で集計します。

  • リソースが割り当てられている。
  • 期間が設定されている。
  • 集計対象のフィールドに値が設定されている。

例として、以下にワークアイテム画面に対応するピボット分析結果を示します。

  • ワークアイテム画面の構成

  • ピボット分析の結果

    • 「行」指定できるのはフォルダーのみであり、タスクレベルの分析結果は表示しません。
    • 実績工数が 0h のパッケージ(「保守」)は表示されません。
本画面で表示する数値は実績データを元にした集計結果です。ガントチャートの値と一致しないことがあります。

「フォルダー」を指定した分析

ピボット分析の行に「フォルダー」を指定することができます。
パッケージの階層に関係なくフラットに表示されるため、親子関係にあるフォルダーの実績を
重複させずに分析したい場合に活用頂きます。

下図のようにパッケージの中で同じ階層にパッケージとタスクが混在している場合、
ピボット分析画面では以下のように集計します。

  • 以下がフラットに並ぶ。
    ・タスク(014-テスト)の工数を集計した「01-開発」パッケージ
    ・「01-開発」の子パッケージ(011-A機能など)

  • 「01-開発」パッケージで集計される実績工数は、その直下のタスク(014-テスト)のみを集計している。

集計される実績工数は重複せず、「Q商品開発」プロジェクトの全体の実績工数は正しい値になります。

カスタムフィールド集計時の注意点

出力テーブルが「工数とコスト(アイテム単位)」の場合、カスタムフィールドも集計できます。
ただ、計画工数/実績工数と異なり、対応するアイテムに入力されたカスタムフィールドの値を表示します。

そのため、「工数とコスト(アイテム単位)」における整数型のカスタムフィールドの集計結果は、
ガントチャートの値と一致しない場合があります。

例)1つのアイテムに対して複数のリソースが割り当たっている場合、下図①、②のように値が異なります。

ガントテーブルの値ピボット分析の値

これは、『計画工数/実績工数があるアイテムのカスタムフィールドの値』をリソース単位で集計しているためです。

アイテムの下にリソースを表示すると、下図③のように個々のリソースで値を集計し、合計していることがわかります。

「すべてのアイテム」の注意点

出力テーブルに「すべてのアイテム」を選択して集計する際の注意点を記載します。

集計対象アイテムのセキュリティ権限

アイテムの情報をもとに集計するため、閲覧権限がないアイテムは集計しません。
集計時はセキュリティ権限をご確認ください。
セキュリティ権限は、次のリンクを参照ください。:「アイテム単位のセキュリティを設定する

アイテムの値を直接書き換えた場合の集計

ピボット分析機能は末端アイテムの値を集計するため、途中のアイテムを「ユーザー入力」にした場合、
ピボット分析の集計値がガントテーブルの値と異なる可能性があります。

ガントチャート画面ピボット分析画面