条件式の使い方
分析の各APIでは、条件式で集計対象を決定します。 ここでは、その条件式の使い方について紹介します。
条件式について
条件式とは、真(true)または偽(false)の結果を返す式であり、演算子とオペランド(条件式の判定対象となる値)から構成されます。
例:分析のAPIにてフィルタ条件に条件式を指定する(演算子「Eq」を使用)
"filterBy": {
"type": "Eq",
"left": {
"type": "field",
"name": "projectId"
},
"right": {
"type": "value",
"value": "4"
}
}
left と right がそれぞれ左オペランド・右オペランドです。
左オペランドでは「type」に「フィールド(field)」を指定します。さらに「name」に演算対象のフィールドの名前を指定します。 右オペランドでは「type」に「値 (value)」を指定します。さらに「value」に演算対象の値を指定します。
演算子
TimeTracker NX Web APIにおいて利用可能な演算子は以下のとおりです。
比較演算子
演算子 | 左オペランド | 右オペランド | 説明 |
---|---|---|---|
Eq | フィールド | 値 | Equal (true: 左右のオペランドが等しい) |
Ne | Not Equal (true: 左右のオペランドが等しくない) | ||
Lt | Less Than (true: 左オペランドが右オペランドより小さい) | ||
Le | Less Than or Equal (true: 左オペランドが右オペランドより小さいもしくは等しい) | ||
Gt | Greater Than (true: 左オペランドが右オペランドより大きい) | ||
Ge | Greater Than or Equal (true: 左オペランドが右オペランドより大きいもしくは等しい) | ||
Like | Like (true: 左オペランドが右オペランドを含む=部分一致する) | ||
NotLike | NotLike (true: 左オペランドが右オペランドを含まない) | ||
In | 値(カンマ区切りで複数指定可能) | In (true: 左オペランドが右オペランドのいずれかに等しい) | |
NotIn | Not In (true: 左オペランドが右オペランドのいずれにも等しくない) | ||
Bw | 値(カンマ区切りで複数指定可能) | In (true: 左オペランドが右オペランドの1番目の要素以上かつ2番目の要素以下の場合) | |
NotBw | Not In (true: 左オペランドが右オペランドの1番目の要素より小さいまたは2番目の要素より大きい場合) | ||
Sw | 値 | Start With (true: 左オペランドが右オペランドで始まる=前方一致する) | |
NotSw | Not Start With (true: 左オペランドが右オペランドで始まらない) | ||
Ew | End With (true: 左オペランドが右オペランドで終わる=後方一致する) | ||
NotEw | Not End With true: 左オペランドが右オペランドで終わらない) |
備考
左右のオペランドを比較する際、データ型が一致しない場合は同じデータ型になるように変換を行います。一致するデータ型へのデータ変換が不可能な場合はエラーになります。