計算式を使用する
概要
ワークアイテムのフィールドの決定方法に計算式を設定することができます。
計算式を活用することで、プロジェクトの生産性や開発規模などの指標を活用して
プロジェクト計画を立案することができます。
例として、以下のような使い方が可能です。
- ドキュメント作成の標準生産性(1ページ当たりの時間) × 成果量(ページ)から計画工数を算出する
- カスタムフィールドでレビュー率、手戻り率を表示する
- 1日当たりの作業時間と計画工数を用いて、開始日から終了日を自動で算出する
本章では計算式の使い方をご紹介します。
計算式を定義する
計算式はフィールド単位で定義し、専用の計算式エディタで設定します。
定義した計算式は、ワークアイテムで使用できます。(詳細は「計算式を適用する」を参照してください)
例)アイテムの「開始日」と「計画工数」から「終了日」を自動で算出する計算式は以下のように作成します。
操作手順
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プロファイルの「ワークアイテム」-「特定のアイテムタイプ」-「フィールド」 画面を開きます。
プロジェクトの設定画面( 「プロジェクト」-「設定」 )でも定義可能です。詳細は「フィールド構成を変更する」を参照してください。
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計算式を定義したいフィールドのアイテムプロパティから、「決定方法」の「+」ボタンをクリックしてください。
既存の計算式を変更したい場合は、対象の計算式を右クリックし、「計算式の編集」を選択してください。
定義可能な計算式の上限は、フィールドにつき10個です。 -
計算式のエディターを立ち上げ、必要事項を入力してください。
計算式エディターの構成
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①名前欄
ワークアイテムに表示する決定方法の名前になります。
フィールド単位で一意になるよう設定してください。 -
② フィールド一覧
計算式で参照可能な以下のフィールドを表示します。フィールド グルーピング 詳細 プロパティ プロジェクト プロパティについては「プロジェクト全体で参照可能な変数を定義する」を
参照してください。システムフィールド
カスタムフィールド「グループ名」 「グルーピング名」は「プロジェクトで使用するフィールドを定義する」
を参照頂き、システム管理者殿にお問い合わせください。-
参照可能なフィールドの型は以下です。
実数型、整数型、論理値型、進捗率型、工数型、コスト型、
工程分類型、作業分類型、日付型、成果量型 -
対象のフィールドを選択し、ダブルクリックか「挿入」ボタンをクリックすることで、
計算式入力欄にシステム名を表示します。 -
フィルターに検索対象の「システム名」か「名前」を入力すると、入力した文字列を含むフィールドを表示します。
フィールドにカーソルを合わせるとシステム名を表示します。
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③ 計算式入力欄
- フィールド一覧、入力ボタンからの反映だけでなく、計算式を直接入力できます。
- クリアボタンをクリックすると、作成した計算式を削除します。
- 値を直接入力する場合は「計算式エディタの入力ルール」に従って入力してください。
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④ 入力欄
- 数式に使用する各種値を設定できます。
- 関数を入力するボタンはないため、関数を直接入力してください。
関数の引数、戻り値などの詳細は「使用可能な関数一覧」を参照してください。
ワークアイテム内のデータを再計算する必要があります。 詳細は「再計算する」をご参照ください。
コストの値を計算式に組み込んだ場合、計算結果からコスト値を特定できる可能性があります。
計算式にコストを使う場合はご注意ください。
計算式を適用する
ここでは、「計算式を定義する」で定義した計算式をワークアイテムに適用する方法を説明します。
例)終了日に作成した計算式を実際に適用します。