実績工数をR&D現場の生産性改善に活用する方法~具体的な改善アクションの7ステップを紹介~
TimeTracker NXは製造業を中心に自動車、自動車部品、医療機器、創薬、ソフトウェアなどの設計開発現場に導入頂き、工数管理・プロジェクト管理の支援をしています。
またR&Dの現場でも数多く導入していただき、日々メンバーの皆さまの工数入力、負荷の見える化に活用を頂いています。
R&D現場の課題
R&Dの管理職・経営層の皆さまからよく寄せられる悩みとして
「実績工数入力は定着したのだけれど、具体的な生産性アップのための改善活動に活かせてない。どうすれば、実績工数を活用できるのだろう」
という相談をうけることがあります。
本稿では、実績工数をR&D現場の生産性改善に活用する方法を紹介します。
R&D現場のミッションと業務内容
説明をする前に、R&Dという部門の役割を整理します。R&D(Research and Development)は、企業や組織において新たな製品、サービス、技術、プロセスの開発や改善を行う部門または活動を指します。
革新的なアイデアや技術を追求し、競争力を維持・向上させることが役割になります。
R&D部門のミッションや業務内容は、企業や組織によって異なる場合があります。以下に一般的なR&D部門のミッションと業務内容をお示しします。
【新製品・新技術の先行研究】
先端技術やトレンドに関する情報を収集。市場動向・トレンドや競合状況を分析し、新製品や新技術の開発に向けた研究を行います。
【新製品・サービスの先行開発】
市場調査や顧客フィードバックの収集などを通じて、アイデアの創出やコンセプトの立案。試作品やプロトタイプの開発を繰り返し、新製品の実現に取り組みます。0から1を生みだし、市場にインパクトを与えます。
新しい研究・未知の仕事をプロジェクト管理する難しさ
先行研究・先行開発のプロジェクトの進捗管理や成果の評価もR&D部門の業務の一部となります。
R&D部門の仕事の難しさは量産開発とことなり、プロジェクト上の業務プロセスが揺れることです。
また、時間短縮・工数削減が成果ではなく、論文発表数、特許出願数、新製品リリース数など新しいことをどれだけ行えたのが成果になります。
その上で、プロジェクトの目標やスケジュールの設定、リソース負荷調整を上手くやりくりすることが必要になります。
R&Dの生産性向上のために必要なポイント
では、どのようにR&D部門が生産性アップすればどの点に注目していけば良いのでしょうか。観点は2つあります。
プロジェクトWBSや業務プロセス・タスクを整理する
ひとつは、現状の業務プロセスを詳細を可視化することです。具体的な手順、関与する役割や部門、情報の流れなどを見えるようにすることが必要です。フローチャートやプロセスダイアグラムなどのツールを使用することも有効です。この作業は時間がかかるかもしれませんが、逃げずに取り組む必要があります。
業務プロセスがわかればTimeTracker NXで簡単にWBSを定義することができます。
参考サイト:https://timetracker.denso-create.jp/ja/blog/wbs
業務 プロセス・タスクごとの投下工数配分を見える化し問題を特定する
R&D部門が生産性は、論文発表数、特許出願数、新製品リリース数など新しいことをどれだけ行えたので評価します。過去の仕事や手戻りのタスクに工数投下していないか? 業務プロセス・タスクごと投下工数の問題や障害を特定します。問題を特定することで、改善に必要な重点領域を明確にできます。
参考サイト:https://timetracker.denso-create.jp/ja/blog/how-to-manage-man-hours-3
現場改善推進チーム・コンサルタントが直面する壁
改善推進チームと一緒に、TimeTracker NXに入力された工数情報を基に現場改善を行う際に私がよく直面する壁が3つあります。
【現場メンバーの抵抗】
大人は変化に抵抗します。新しい取り組みや手法に対する不確かさや不信感、既存の方法への執着などを盾に、組織や現場のメンバーは、変化や改善に対して抵抗を示す場合があります。改善推進チームはメンバーを含む関係者の意識やモチベーションを維持するために、必ず活動の目的を共有しマインドセットを行う必要があり、継続的なコミュニケーションや関与を行うことが大切です。
参考サイト:https://timetracker.denso-create.jp/ja/blog/reasons-for-man-hours-management
【データや情報の不足】
現場改善には、正確で目的に応じたデータや情報が必要です。改善のキーになるのが実績工数ですが大きな粒度のタスクでは問題点が見えてきません。プロジェクトWBSや業務プロセス・タスクを細分化する必要があります。改善推進チームは、データ収集・改善の根拠となる情報を得るために努力する必要があります。
参考サイト:https://timetracker.denso-create.jp/ja/blog/how-to-manage-man-hours-3
【継続・持続性の課題】
改善推進チームが解散後も、その改善が継続的に行うことができるか もポイントになります。活動自体が一過性のものにならないように、本質的な改善プロセスを残すことが必要です。
特に難しいのは工数入力を続ける点です。入力がなくなると問題発見ができません。TimeTracker NXは工数入力を簡単にすること・すぐに振り返りできることにこだわったツールです。その機能が工数管理・現場改善を支援に息づいています。
参考サイト:https://timetracker.denso-create.jp/ja/blog/blog/successful-man-hours-management
実績工数を利用しR&Dの現場改善を行う7つのプロセス
Timetrackerのカスタマーサクセスチームは、実績工数を用いた現場の生産性向上プロセスを実施し、多くのユーザー様から高い評価を得てきました。現場改善により、R&D部門のユーザー様の業務効率が飛躍的に向上したとフィードバックを頂いています。生産性を上げるための改善プロセスは、以下のようなステップから構成されています。