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バージョン: 6.0

計算式の書式定義

概要

本ページでは、計算式機能ご利用時の注意点をご紹介します。
計算式に関しては、次のリンクを参照ください。: 「計算式を使用する

計算式エディタの入力ルール

計算式エディタに値を直接入力する際、以下のルールに従ってください。

入力値ルール
全体大文字/小文字を区別する-
フィールド(※1)各フィールドのシステム名とするPlannedTime
プロパティの値$+[プロパティのシステム名]$Priority
日付(※2)YYYY/MM/DD 形式で記載し、「`」(バッククォート)で囲む`2020/04/01`
文字列(※3)値を「"」(ダブルクォート)で囲む"高い"
論理値true/false のみ受け付ける-
数値直接指定する1、12.3

※1 計算式エディタの「フィールド一覧」に表示されるフィールドが対象です。

※2 以下の日付の演算が可能です。

  • 日付+数値=日付 (数値+日付はエラー)
  • 日付ー数値=日付 (数値ー日付はエラー)
  • 日付ー日付=数値 (差の日数が数値で返る)
  • 日付型同士の比較演算

※3 以下の文字列の演算が可能です。

  • 文字列の一致比較
  • 文字列+文字列 :文字列の結合

使用可能な関数一覧

計算式で使用可能な関数を以下に記載します。

関数名パラメータ戻り値型説明使用例
LEN( text )text : 文字列数値text の文字列長を返します。LEN( "text" ) = 4
FIND( text1 ,
   text2
   [ , number ] )
text1 : 文字列
text2 : 文字列
number : 数値 ※1"
数値text1 中に text2 が含まれる場合、text2 の先頭の位置を返します。
含まれない場合は -1 を返します。
FIND(
 "Hello■World!■Hello!",
 "Hello",
 1 ) = 13
MID( text ,
   number1 ,
   number2 ) 
text : 文字列
number1 : 数値
number2 : 数値
文字列text に対して、number1 番目から number2 分の長さの文字列を返します。MID( "abcdefg" , 2 , 3 ) = "cde"
ABS( number )number : 数値数値number の絶対値を返します。ABS( -123 ) = 123
CEILING( number )number : 数値数値number 以上の最小の整数値を返します。CEILING( 12.3 ) = 13
FLOOR( number )number : 数値数値number 以下の最大の整数値を返します。FLOOR( 12.3 ) = 12
ROUND( number1
   [ , number2 ] )
number1 : 数値
number2 : 数値 ※2
数値number1 を、number2 で指定した小数部の桁数に丸めて返します。
なお、中間値は最も近い偶数値に丸めます。
ROUND( 1.23 , 1 ) = 1.2
MAX( number1 ,
  number2 )
number1 : 数値
number2 : 数値
数値number1、number2 のうち、より大きな値を返します。
(値が等しい場合は、number1 を返します。)
MAX( 123 , 456 ) = 456
MIN( number1 ,
  number2 )
number1 : 数値
number2 : 数値
数値number1、number2 のうち、より小さな値を返します。
(値が等しい場合は、number1 を返します。)
MIN( 123 , 456 ) = 123
ADDDAYS( date ,
  number )
date : 日付
number : 数値"
日付date から number 日後の日付を返します(※3)。ADDDAYS(`2019/11/22`,1) = `2019/11/23`
(2019/11/22は金曜日)
ADDWORKDAYS( date ,
  number )
date : 日付
number : 数値
日付稼働日を考慮して、date から number 日後の日付を返します(※3)。ADDWORKDAYS('2019/11/22`,1) = `2019/11/25`
(2019/11/22は金曜日)

※1 number の指定有無により以下のように動作が変わります。

  • number が指定された場合、number が示す位置から検索を始める。
  • number が省略された場合、先頭から検索を始める。

※2 number2 が省略された場合、最も近い整数に丸めて返します。

※3 number にマイナスが指定された場合は過去の日付を返します。