メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 5.5

Excelに反映する

概要

Excel連携アドインを利用することにより、TimeTracker NX上のデータをExcel上に反映することができます。
以下の2つの機能を、Excelのリボン上のボタンをクリックするだけで実現できます。

・ Excel上に新たにデータを作成する「インポート」機能
・ インポート済みの表形式のデータを最新の情報に更新する「最新データを取得」機能

Standard Editionでは、本機能を利用できません。

|最新データを取得 |「インポート」機能によりExcel上にインポートした表形式のデータを、TimeTracker NX内の情報で更新します。
あらかじめ「インポート」機能により作成されたデータを対象として実行します。 |

Excelにデータをインポートする

TimeTracker NXのプロジェクトのワークアイテムをコピーし、表形式のデータとしてExcel上にインポートします。

  • あらかじめ用意したExcelの表にTimeTracker NXからデータを取り込むことで、以下を実現します。
    ・ TimeTracker NXのワークアイテムのデータをExcel上に単純にコピーして新規の表を作成する
    ・ あらかじめ見出しのみ定義したExcelの空の表に、TimeTracker NXのワークアイテムのデータを反映させる

  • 一度「インポート」を実行すると、その後は「最新データを取得」により最新の情報に更新することができたり、
    「データを反映」により逆にExcel上のデータをTimeTracker NXのワークアイテムに反映させることができるようになります。

上記の2つの用途についてそれぞれ説明します。

新しく表を作成する

まずは、TimeTracker NXのデータをExcel上に簡単にコピーしてみましょう。

  1. Excelファイルで、プロジェクト情報をインポートするセルを選択します。

  2. 「TimeTracker NX」タブの「インポート」ボタンをクリックします。

  3. 表示される「接続情報の設定」ダイアログで以下の情報を入力し、「OK」をクリックします。

    項目設定内容
    URLTimeTracker NXのURL
    タイムシートやプランナーなどどの画面のURLでも問題ありません。
    ログイン名TimeTracker NXのログインに使用する名前
    パスワードTimeTracker NXのログインに使用するパスワード
    連係情報の設定ダイアログ

    表示されるのは初回のみ行う操作です。次回からは表示されません。
    変更したい場合は「TimeTracker NX」タブの「接続情報」ボタンをクリックしてください。

  4. 表示される「インポート-プロジェクトの選択」ダイアログで、データをインポートするプロジェクトを選択する。

    • 以下を入力することで「プロジェクト一覧」に表示するプロジェクトを絞り込むことができます。
      • 「フィルタ」エリアにキーワードを入力する。
      • 対象欄で表示対象のプロジェクトを選択する。
    • TimeTracker NXのURLを使用して簡単にインポート対象を指定することもできます。
      詳細は「URLから直接TimeTracker NXのワークアイテムを指定する」をご参照ください。
  5. 「アイテム一覧」に切り替わるので、インポート対象とするワークアイテムにチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
    ・親アイテムをチェックする:その配下の子アイテムすべてがチェックされます。
    ・親アイテムのチェックを外す:子アイテムのチェックもすべて外されます。

    親アイテムだけをチェックしたい場合は、対象の親アイテムを選択し「選択アイテムのみチェック」をクリックしてください。
  6. 「インポート-テーブルの選択」ダイアログにて、インポートするフィールドを含むテーブルを指定して、「実行」をクリックします。

    選択可能なテーブル

    選択したプロジェクトで定義されたテーブルが対象です。
    テーブルが存在しない場合は、「新しいテーブルを作成する」の方法でテーブルを定義してください。

  7. 表示される「実行結果」ダイアログで「OK」をクリックして、インポートが完了します。
    エラーが発生した場合は、「結果詳細」の項目を展開して、詳細を確認します。

URLから直接TimeTracker NXのワークアイテムを指定する

「パスをコピー」でコピーしたURLで、対象のプロジェクトとワークアイテムを指定することができます。
テーブル情報も含めて設定できるので、簡単にインポートすることができます。

以下の手順では、TimeTracker NXで進捗管理に使用しているガントテーブルの表示データを
Excelにインポートして進捗報告書を作成します。

  1. TimeTracker NXのプロジェクト画面で進捗管理用のガントテーブルを表示します。

  2. 進捗報告書で報告するワークアイテムを選択します。

  3. 右クリックで表示される「パスのコピー」から「プロジェクトへのパス」を選択します。

  4. Excelファイルで、プロジェクト情報をインポートするセルを選択します。

  5. 「TimeTracker NX」タブの「インポート」ボタンをクリックします。

  6. 表示される「インポート-プロジェクトの選択」ダイアログで、
    「WebブラウザのTimeTracker NXのURLを貼り付け」をクリックします。

  7. 「インポート-アイテムの確認」ダイアログにて、インポートするワークアイテムを確認し、「次へ」をクリックします。

  8. 「インポート-テーブルの選択」ダイアログにて、出力するテーブルを選択し、「実行」をクリックします。

  9. 表示される「実行結果」ダイアログで「OK」をクリックして、インポートが完了します。

    複数の階層をエクスポートしたい場合は「Excel連携アドインでWBSを再現する」を参照ください。

既存の表にデータをインポートする

表の中にTimeTracker NXのデータを取り込むことができます。
プロジェクト報告書など、帳票としてあらかじめフォーマットに合わせる場合に便利です。

表の見出しのすぐ上の行は空行にしてください。
  1. Excelファイルの表から、プロジェクト情報をインポートするセルを選択します。
    ・ 見出しだけの表の場合:
    見出しまたは見出しの直下の行のセル

    ・ 既存の表に新しくデータの行を追加する場合:
    「見出し」か「選択したセルのすぐ上から見出しまでデータが連続で存在する列のセル」

  2. 「TimeTracker NX」タブの「インポート」ボタンをクリックします。

  3. 「接続情報の設定」ダイアログが表示されるので、「新しく表を作成する」の手順3に従い、設定します。

  4. 表示される「インポート-プロジェクトの選択」ダイアログで、データをインポートするプロジェクトを選択します。
    以下の方法で「プロジェクト一覧」に表示するプロジェクトを絞り込むことができます。
    ・ エリアにキーワードを入力する。
    ・対象欄で表示対象のプロジェクトを選択する。

TimeTracker NXのURLを使用して簡単にインポート対象を指定することもできます。
  1. 「アイテム一覧」でインポート対象とするワークアイテムにチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

    対象の表に既に登録済みのアイテムがある場合、そのアイテムはチェックが入った状態で選択できません。
  2. 表示される「インポート-列とフィールドの対応付け」ダイアログにて、
    Excelの列に対応するTimeTracker NXのフィールドを選択し、「実行」をクリックする。

    対応するフィールドを変更する場合は、右端にある「...」をクリックします。

    以下の方法で効率的にフィールドを選択できます。
    ・ 表示される「フィールドの選択」ダイアログで、対応するフィールドを指定する。
    ・ テキストエリアにキーワードを入力してキーワードを含むフィールドを抽出する。
    ・ データ連携によく使われるフィールドをまとめた「よく使うフィールド」からフィールドを探す。

    列見出しの名前とTimeTracker NXのフィールド名の対応付け

    同じ場合は予めフィールドを対応付けるため、設定する手間を省くことができます。
    プロジェクトごとに保存されるので、最初に設定すれば他のメンバーはそのままデータを更新できます。

  3. 更新完了後に表示される「実行結果」ダイアログで「OK」をクリックして、ダイアログを閉じる。
    更新に失敗した場合は、「結果詳細」をクリックして詳細を確認してください。

Excelのデータを最新の情報に更新する

「インポート」によりインポートされたデータは、いつでもExcel上で最新情報に更新することができます。
以下にそのための手順を紹介します。

1回も「インポート」を実施していない場合

ExcelとTimeTracker NX のワークアイテムで関連付けがされてないため、データを更新できません。
その場合は「Excelにデータをインポートする」を実施してください。

  1. TimeTracker NXの最新データに更新する対象の箇所を選択する。

    • 選択範囲が表の一部の場合、選択範囲の行のみを最新データに更新します。
    • 「TimeTracker NX」タブの「表を選択」をクリックすると、選択範囲を含む表全体が選択されます。
  2. 「TimeTracker NX」タブの「最新データを取得」をクリックする。

  3. 「最新データを取得-列とフィールドの対応付け」ダイアログにて、
    Excelの列に対応するTimeTracker NXのフィールドを選択し、「実行」をクリックする。
    詳細は「既存の表にデータをインポートするの手順6」をご参照ください。

  4. 更新完了後に表示される「実行結果」ダイアログで「OK」をクリックして、ダイアログを閉じる。
    更新に失敗した場合は、「結果詳細」をクリックして詳細を確認してください。

以上でExcelのデータをTimeTracker NXの最新データに更新します。

データの変更内容を記録する

データの更新内容をExcelのセルのコメントとして記録することができます。
そのためには、「更新データをコメントに追加」をクリックして選択した状態で「最新データを取得」を実行します。

  • 変更内容が不要になったら、「TimeTracker NX」タブの「コメントを削除」をクリックすれば、
    現在選択している範囲にあるコメントを削除することができます。
  • 表のデータで気になる点がある場合は、該当箇所を選択して「TimeTracker NX」タブの「Webで開く」をクリックすれば、
    TimeTracker NXの該当箇所を表示することができます。