Jira と同期設定をする
概要
TimeTracker NX と Jira で同期する手順を紹介します。
Jiraと同期する方法は以下の2つあり、設定が異なります。
- Jira のプロジェクトと同期を設定する
- Jira のボードと同期を設定する
上記2つの違いは Jira の連携先です。
各設定における Jira と TimeTracker NX の対応関係のイメージは以下です。
まず、対象プロジェクトの設定画面から、「作成」ボタンをクリックしてください。
詳細は「同期設定の一覧を確認する」の➁をご覧ください。
その後は、画面に従って以下の手順で設定してください。
1. 接続情報を入力する
以下の情報を入力してください。
ツールの接続URL
- Jira の URL を入力してください。
- TimeTracker NX の URL はシステム管理画面で設定した内容になります。
ツールにアクセスするユーザー:入力するユーザーは以下の権限が必要です。
TimeTracker NX :プロジェクト管理者
Jira:プロジェクトの Issue を編集できるユーザー
備考Jira はシステム管理者権限がないユーザーも入力できますが、連携範囲に制限があります。
具体的な内容は、「FAQ:連携先のシステム管理権限がないユーザーを指定した時の制約事項を教えてください。」を参照ください。
情報を入力後に「接続テスト」をクリックして、接続できることを確認してください。
接続に成功した場合、次の設定に進んでください。
2. 同期対象を設定する
この画面では以下を設定します。
- 同期対象ツール
- 同期方向
- 詳細な同期設定
同期対象ツール
連携する各ツールで以下を設定してください。
TimeTracker NX
連携するアイテムを指定する。
①リスト形式で対象のアイテムを選択できます。
②リスト末尾の「フォルダの選択」で、親子関係を確認できます。
「Jiraのバージョンの同期対象」を指定する。
Jira のバージョンと対応付けしたいアイテムタイプを指定してください。
TimeTracker NX のアイテムタイプのうち、「フォルダ」の属性があるアイテムタイプのみが対象になります。
備考フォルダ属性については、TimeTracker NX ヘルプの「アイテムタイプを追加する」をご参照ください。
備考Jira のボードと連携する場合は、「バージョン」の代わりに「スプリント」の同期対象を指定します。
Jira
同期対象のプロジェクトを指定する。
リスト末尾の「プロジェクトの選択」で対象を一覧視できます。
Jira のボードと連携する場合は、「プロジェクト」に加えて「ボード」も指定します。
同期方向
同期の方向を設定してください。
片方向を指定した場合は、矢印の方向からしかデータを同期できません。
詳細な設定
以下の2つを設定できます。
同期対象外にするアイテム
TimeTracker NX、Jira 両方で設定できます。
「+」をクリックして表示する一覧から同期対象外のアイテムをチェックし、「OK」をクリックしてください。
同期対象にする場合は対象のアイテムを選択し、「-」をクリックしてください。
備考他チームとは共有したくない情報を指定することで、セキュリティを確保することができます。
連携対象とするフィールド
ここで指定したフィールドが連携対象になります。
3. アイテムタイプをマッピングする
TimeTracker NX と Jira で対応する以下の項目を指定します。
- アイテムタイプ
- 各アイテムタイプのステータス
- サブタスク
最低でもアイテムタイプを1つは指定してください。
アイテムタイプ
各アイテムタイプを指定し、「追加」ボタンをクリックしてください。
削除する場合は対象の右端にある「︙」をクリックし、「削除」を選択してください。
マッピングされていないアイテムタイプは同期されません。
同じアイテムタイプを複数のアイテムタイプとマッピングした場合、並び順で上位にある設定を適用します。
ステータスのマッピング
上記でマッピングしたアイテムタイプに対して、「歯車」アイコンをクリックしてステータスを対応付けてください。
下図のように複数のステータスを対応づけることもできます。
この設定でステータスを変えた場合、以下のように同期先ツールに反映します。
ステータスを変えるツール | 変更したステータス | 同期先ツールのステータス |
---|---|---|
TimeTracker NX | 修正完了 | 完了 |
修正不要 | 完了 | |
Jira | 完了 | 修正完了 (並び順で上位にあるステータスに同期します。) |
サブタスクのマッピング
Jira のサブタスクに対して、対応する TimeTracker NX のタスクをマッピングしてください。
サブタスクについても、アイテムタイプと同様にステータスのマッピングができます。
4. フィールドをマッピングする
TimeTracker NX と Jira でフィールドの対応を定義します。
① 予め必要最低限のフィールドはマッピングしています。
② 対応付けたいフィールドを入力してください。
選択肢として表示するフィールドは以下になります。
- TimeTracker NX:システムフィールド、カスタムフィールド
- Jira:システムフィールド、カスタムフィールド
データ型が異なるフィールドはマッピングできません。
片方のフィールドを指定すると、もう一方のツール側で同じデータ型のフィールドを候補として選択肢に表示します。
5. ユーザーをマッピングする
TimeTracker NX と Jira でユーザーのマッピングルールを設定します。
ユーザーのマッピングルールは、「リーダー」などのユーザー型フィールドを同期する際に利用します。
マッピングルール
TimeTracker NX のユーザー情報と、連携ツールのユーザー情報とマッピングの条件を選択し、「追加」 をクリックしてください。
それぞれ以下の条件を設定できます。
- ユーザー情報
- マッピング条件
個別の関連付け
上記のマッピングルールとは別で、ユーザーを指定したマッピングもできます。
TimeTracker NX の任意のユーザーと、連携ツールの任意のユーザーを選択し、「追加」 をクリックしてください。
ユーザー名を入力すると、プロジェクトでロールが割り当たっているメンバーを候補として表示します。
表示されない場合はプロジェクトのロールに割り当てた後、ページを再読み込み(※)してください。
※一度の前のページに移動して戻ってくる など。
ユーザーのマッピングルールと個別の関連付けが重複した場合、個別の関連付けを優先します。
6. 設定結果を確認する
今までの設定を一覧で確認できます。
問題なければ「完了」ボタンをクリックして、設定を終了します。
設定項目に不足や誤りがある場合は、修正する必要があります。
一覧から不足部分がわかりますので、該当の設定画面に移動して修正してください。
左の一覧をクリックすると該当ページに移動できます。