実行環境を構築する
本ヘルプで紹介するサンプルスクリプトを実行するために、事前の準備からスクリプトを実行するまでの手順を説明します。
環境を構築する
実行に必要なアプリケーションやライブラリを用意して、環境を構築します。
以下の手順1~3を実施することで、サンプルスクリプトが実行できる環境にします。
- node.jsをインストールする
- 作業用ディレクトリにサンプルスクリプトを格納する
- 使用するライブラリをインポートする
1. node.jsをインストールする
実行環境としてnode.jsを利 用しますので、コンピューターにnode.jsをインストールします。
インストールウィザードでは、設定変更の必要がなく初期設定のままインストールを続けます。
2. 作業用ディレクトリにサンプルスクリプトを格納する
任意の場所に作業用ディレクトリを作成し、以下を格納してください。
- サンプルスクリプト
次のリンクから、実行したいサンプルスクリプトを取得してください。:「サンプルスクリプト一覧」 - スクリプトで使用する入力用のファイル
3. 使用するライブラリをインポートする
コマンドプロンプトを実行し、手順2で用意した作業用ディレクトリに移動します。
ディレクトリの移動が完了したら以下のコマンドを実行して、利用するライブラリをインポートする事前準備を行います。
npm init -y
次に、以下のコマンドを実行してライブラリをインポートします 。
本操作は最初に実行すればその後も利用でき、改めて実施する必要はありません。
npm install axios
npm install iconv-lite
インターネット通信にプロキシサーバーを利用している場合は、ライブラリをインストールできない場合があります。
その場合は以下のコマンドを実行してプロキシサーバーの設定を行います。
> npm -g config set proxy http://プロキシサーバー:ポート番号
> npm -g config set https-proxy https://プロキシサーバー:ポート番号
以上の操作でサンプルスクリプトを実行する環境が整いました。
引き続き以下の手順を行い、実際にサンプルスクリプトを実行してみましょう。
サンプルスクリプトを実行する
「環境を構築する」で構築した環境においてサンプルスクリプトを実行します。
以下の1~3の手順により、サンプルスクリプトを実行し、その結果を確認します。
- 環境に合わせてデータを修正する
- サンプルスクリプトを実行する
- 実行結果を確認する
1. 環境に合わせてデータを修正する
サンプルスクリプトの初期状態は、TimeTracker NX の評価用サンプルデータを想定した入力データやパラメータになっています。
メモ帳などのテキストエディタで自社環境に合わせてこれらのファイルを変更します。
2. サンプルスクリプトを実行する
コマンドプロンプトにて、作業用ディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。
node filename loginName password
パラメータには以下を設定してください。
- filename:サンプルスクリプトのファイル名
- loginName:TimeTracker NXのユーザーのログイン名
- password:loginName に指定したユーザーのパスワード
3. 実行結果を確認する
作業用ディレクトリに出力されたファイルやTimeTracker NXの画面を確認して、実行結果を確認します。