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バージョン: 5.0

ガントテーブルを編集する

概要

ワークアイテムは、プロジェクトの中の作業項目(タスク)です。
ガントテーブル画面でプロジェクトのワークアイテムを追加し、以下を実施できます。

  • 計画期間や計画工数などを設定して計画を立てる。
  • ワークアイテムにリソース(担当者)を割り当てることで、担当者はワークアイテムに対する工数を入力する。
  • 実績工数は、プロジェクトやユーザー、組織などで集計する。
  • ワークアイテムの進捗率やステータスを更新することで、進捗を管理する。
備考

ワークアイテムの作成/編集方法が一目でわかる動画もあります。
こちらのリンク先 」の2つ目の動画をご参照ください。

プロジェクトを開く

まずは以下の方法で対象となるプロジェクトを開きましょう。

  • グローバルナビから開く
  • ローカルナビから開く
    • 既にプロジェクトを開いている状態で他のプロジェクトを開く方法です。

    • プロジェクトのローカルナビに表示されているプロジェクト名のリストから、対象のプロジェクトを選択してください。

    • あるプロジェクトを編集していて、別のプロジェクトを開きたくなったときに便利です。

プロジェクトを開いた後に表示する画面を「ワークアイテム画面」と呼びます。
ワークアイテムの情報(期間や計画工数など)を入力することで、プロジェクトの計画を立てます。

ワークアイテムの情報は以下の2つの形式で表示されます。

  • ガントテーブル(表)
  • ガントチャート(線表)
    • 計画期間を線(ガントバー)で表示し、視覚的に確認できます。
    • ガントチャートの詳細は、「ガントチャートを編集する」を参照ください。
備考

WBSでスケジューリングする際のポイントを動画で紹介しています。
こちらのリンク先 」をご参照ください。

ガントテーブルでできること

プロジェクトを開いた時にまず表示されるのが「ガントテーブル」です。
進捗管理や状況確認の場面に合わせて、プロジェクトで表示するフィールド(列)の構成を変更することができます。

  • 定義されたフィールド構成を「テーブル」と呼びます。
  • 目的に応じて複数のテーブルを定義し、必要に応じてテーブル表示を切り替えることができます。
    • 例えば、進捗管理用テーブル、コスト管理用テーブルなど。
備考

TimeTracker NXで使用可能なフィールドは多数存在しますが、
テーブルを使い分けることで、テーマごとにフィールドを使い分けることができます。

ガントテーブル画面と構成は以下になります。

  • テーブルを編集/表示切替

  • テーブルの項目
    アイテムの階層構造(WBS)を実現しています。各アイテムに対して以下の操作ができます。

    • フィールド値を設定する

      • 対象フィールドの列をダブルクリックして、内容を入力する
      • 「ステータス」などのようにリストから選択して入力するフィールドも存在します。
    • 右クリックから対象のアイテムを操作する。

      • 対象のアイテムに対して実施できる操作が表示されます。
      • 詳細な操作内容は以下を参照ください。
    メニュー詳細処理
    アイテムタイプを変更アイテムタイプを変更する」参照
    アイテムのコピー/ペーストアイテムをコピー/ペーストする」参照
    期間をクリア開始日/終了日を未設定にします。
    マイルストーンに設定マイルストーンとは」参照
    リソース割り当てワークアイテムにリソースを割り当てる」参照
    決定方法フィールド値を自動で設定する」参照
    実績入力のロックロックすることで、実績の入力を禁止できます。
    終了した作業など、これ以上工数を入力しない場合はロックしてください。
    パスをコピー各アイテムのURLを活用する」参照
    備考

    複数アイテムを選択して実施することで、まとめて操作できるものもあります。

他にも以下を実現できますので、ご活用ください。

表示するテーブルを切り変える

管理したい観点(「進捗管理」「成果物」「コスト」など)でテーブルを切り変えて管理しましょう。
まず、テーブルは以下のをクリックし、対象のテーブルを選択してください。

予め用意したテーブルだけでなく、以下も用意できます。

  • 新しいテーブルを作成する
  • 既に作成したテーブルの内容を変更する

また、プロファイルでカスタムフィールドを設定することで、独自で定義したフィールドもテーブルで表現できます。
詳細は「フィールド構成を変更する」を参照ください。

備考

あらかじめ用意されたテーブルの詳細は、「組み込みテーブル一覧」をご覧ください。

新しいテーブルを作成する

  1. 表示されているテーブル名の右端にあるアイコンをクリックし、「テーブルの定義」を選択する。

  2. 「テーブルの定義」ダイアログで、「新規作成」をクリックする。

  3. テーブルの名前を入力する。

  4. 「フィールド一覧」から表示するフィールドを選択し、「表示フィールド」に追加する。

  5. 「OK」ボタンをクリックする。

既に作成したテーブルの内容を変更する

以下の2つの方法があります。

  • 「テーブル定義」ダイアログで既存のテーブルを選択し、「編集」をクリックする。

  • ガントテーブルを選択して、右クリックから追加/削除する。

備考

「テーブルの定義」ダイアログで「既定値に戻す」をクリックすることで、初期状態に戻すことができます。

備考

作成したテーブルをエクスポートやインポートすることにより、
他のメンバと同一テーブルを手軽に閲覧することができるようになります。
操作手順については、 「テーブルをエクスポート/インポートする」 をご参照ください。

テーブル設定をエクスポート/インポートする

"TimeTracker NX 5.0 New!!"

テーブルの設定情報は、設定ファイルとしてエクスポートできます。
他のユーザーがこの設定ファイルをインポートすることで、同じテーブルでプロジェクトの情報を参照することができます。

テーブル設定ファイルのエクスポート/インポートは、ともに「テーブルの定義」から実施します。

  1. 現在選択されているテーブル名をクリックする。

  2. 「テーブルの定義」を選択する。

テーブル設定のエクスポート

以下の手順にて実施します。

  1. 「テーブルの定義」ダイアログで、エクスポートするテーブルを選択し、「エクスポート」をクリックする。

  2. 「名前を付けて保存」ダイアログでエクスポートファイルを保存するフォルダとファイル名を指定する。

  3. 「保存」ボタンをクリックする。

指定した保存先に "gantt_tabledef" という拡張子のファイルができます。

テーブルのインポート

テーブルのインポートは、「テーブルの定義」ダイアログから以下の手順にて実施します。

  1. 「テーブルの定義」ダイアログで、「インポート」をクリックする。

  2. 「インポート」ダイアログで「ファイルを選択」をクリックする。

  3. 「開く」ダイアログで、インポートファイル(拡張子:gantt_tabledef)を選択し、「開く」をクリックする。

  4. 「インポート」ダイアログで「OK」をクリックする。

    備考

    インポートするテーブルを個人用として登録する場合は、「個人用として保存」をチェックします。
    この場合、他のメンバが同じプロジェクトを参照しても、対象のテーブルは選択できません。

  5. 「テーブルの定義」ダイアログで「OK」をクリックする。

テーブル一覧の最後尾にインポートしたテーブルが追加されます。

備考

インポートした設定ファイルに対象のプロジェクトでは利用できない項目(※)が存在する場合は、
インポート可能な情報のみをインポートします。
※ インポートしたプロジェクトには存在しないカスタムフィールド など。

注意

インポート時にエラーになった場合はファイルが破損している可能性があります。
テーブル設定ファイルを改めてエクスポートしてください。

テーブルのフィルタ設定

以下の方法で、ガントテーブルで任意の目的に合わせて表示対象を絞ることができます。

  • 条件指定のフィルタ
  • 階層を指定してワークアイテムを表示
備考

アイテムタイプの設定項目で「フォルダとして扱う」を有効にしている場合、
事前に対象フォルダ以下のアイテムを展開する必要があります。
ワークアイテムを検索する」機能であれば展開しなくても検索できますので、用途に応じてご利用ください。

以降、フィルタに関する詳細な手順をご説明します。

条件指定のフィルタ

条件を指定して、WBS上のワークアイテムを絞り込む(フィルタする)ことができます。

以下で指定した条件に該当するアイテムのみを表示します。

番号指定する形式
アイテムタイプ「パッケージ」を指定すれば、タスクを除いたパッケージのみ表示
ステータス「未完了」のアイテムのみ表示
リーダー自分がリーダーであるアイテムのみ表示
キーワード特定のキーワードを含むアイテムのみ表示(空白で複数キーワード指定(AND条件))
備考

キーワードの入力内容は「x」ボタンをクリックしてクリアできます。

階層を指定してワークアイテムを表示する

各ユーザー様でWBSの構成(階層)は業務に合わせて定義されていると思います。
この機能を使用することで、自分が見たい範囲にワークアイテムの表示を揃えることができ、全体を見通しやすくなります。

上記画面のボタンをクリックして、表示する階層を選択してください。

アイテムをコピー/ペーストする

ワークアイテムを以下の方法でコピー/ペーストできます。

  • 対象アイテムを選択し、右クリックして表示したメニューから選択する。
  • キーボード上で、「Ctrl+c」「Ctrl+v」をクリックする。
備考

異なるプロジェクト、ブラウザにも貼り付けできます。

また、TimeTracker NX では以下のコピー操作も用意しています。
アイテムに対する情報入力の手間を省き、効率的にプロジェクト計画の作成・編集を効率化できますので是非ご利用ください。

  • フィールドの値をコピーする
  • 子アイテムに値を反映する
備考

コピー可能なフィールドについては、「コピー可能なフィールドの一覧」をご覧ください。

フィールドの値をコピーする

以下の方法で、既存のワークアイテムのフィールドの値をコピーし、他のワークアイテムの同じフィールドに貼り付けることができます。

  • コピー

    • 対象のアイテムを右クリックし、「アイテムのコピー」-「選択フィールドをコピー」を選択する。

    • 下図では「計画工数」を選択してコピーしています。

  • 貼付け

    • アイテム上で右クリックし、「XXXを貼り付け」を選択する。(XXX:値をコピーしたフィールド名)

    • 下図では、複数のワークアイテムを選択してコピーした「計画工数」を貼り付けています。

    • 貼り付け後は以下のように値が設定されました。

フィールドの値を子アイテムに反映する

選択したアイテムのフィールドの値を、そのアイテムの下位の全アイテムに反映することができます。
工程分類や作業分類をまとめて定義するなど、下位のアイテムに同じ値を設定する場合に簡単に設定できます。

アイテムのフィールドを右クリックし、「選択フィールドを子に反映」を選択してください。
例として、「開始日」を子のワークアイテムに反映します。

反映前:

反映後:
選択したワークアイテムの下位のアイテムすべてのフィールドで同じ値になっています。

注意事項

  • 値を反映できるワークアイテム数は1000件までです。
    対象アイテム数が1000件を超える場合、エラーとなり値は反映されません。

  • 複数のアイテムを選択したときの動作は以下になります。

    • 親子関係にあるアイテムの場合:最上位のアイテムを選択したときと同じ動作になります。
    • 親子関係にないアイテムの場合:個々のアイテムのフィールドの値を下位のアイテムに反映します。

ワークアイテムにリソースを割り当てる

ワークアイテムにリソース(担当者)を割り当てることで、担当者がタイムシート画面で工数を入力できるようになります。
リソースを割り当てる方法を以下に紹介します。

ここでは、以下をご紹介します。

  • リソースを割り当てる
    • アカウントに割り当てる
    • グループに割り当てる
    • 子アイテムに同じリソースを割り当てる
  • リーダを設定する
備考

リソースの割り当てから工数入力するまでの流れが一目でわかる動画もあります。
こちらのリンク先 」をご参照ください。

まだ計画の初期段階などで詳細なアイテムを定義できない場合は、以下のように運用することができます。

時期設定すること実現できること
計画立案段階・タスクパッケージにリソースを割り当てる
・計画工数をリソース毎に設定する
コストや工数の概算見積もりが可能になる
プロジェクト開始後詳細なアイテムにリソースを割り当てるアイテム単位で実績工数を計測できる

以降で詳細な設定方法をご説明します。

リソースを割り当てる

"TimeTracker NX 5.0 New!!"

各アイテムにリソースを割り当てることができます。

  1. 以下のどちらかの方法で、リソース選択ダイアログを開く。
    ・対象アイテムの「リソース割り当て」列をダブルクリックする。
    ・対象のワークアイテムを右クリックして、「リソースを割り当て」を選択する。

  2. 表示されたダイアログで、「追加」アイコンをクリックする。

  3. 表示されたリストから対象メンバーを選択する。

  4. 「保存」ボタンをクリックする。

グループのリソース割り当て

ワークアイテムのリソースには「グループ」を割り当てることもできます。

  • 「グループ」とはメンバーをまとめる単位です。

    • 「テストチーム」などプロジェクト内の役割に応じてメンバーを分類することができます。
    • アイテムのリソースにはチームを割り当ておき、後から担当者の割り当てをまとめて変更できます。
  • 各アイテムのリソースにグループを割り当てると、以下の場合に便利です。

    • リソース割り当ての追加/削除が頻繁に発生する。
    • 初期計画時など具体的な担当者が決まっていない。
  • リソースの割り当てダイアログから、以下を選択することで割り当てできます。

備考

Standard Editionでは、グループを使用できません。

子アイテムに同じリソースを割り当てる

親のワークアイテムに割り当てられているリソースを、子のワークアイテムにまとめて割り当てることができます。
子のワークアイテムに同じ担当者を割り当てる場合、各ワークアイテムに設定する手間が省けて大変便利です。

親アイテムを選択し、右クリックから「リソース割り当てを子に反映」を選択してください。

  • 注意事項

    • 計画工数は、各リソースに均等に割り振られます。
    • リーダーも同じように割り当てることができます。
    • リソースを割り当てることができるワークアイテム数は最大1000件です。
備考

Standard Editionでは、「リソース割り当てを子に反映」は使用できません。

ワークアイテムにリーダーを割り当てる

ワークアイテムに「リーダー」を割り当てることができます。

  • リーダーはアサインされたアイテムに対して責任を持つ担当者を指します。

  • リソースの中から割り当てます。
    具体的には、「リソース割り当て」ダイアログで対象リソースの左側をクリックしてください。

リーダーに設定されたユーザーは以下ができるようになります。

  • マイページ画面

    • 自分が担当しているワークアイテムを管理できます。  
  • プロジェクト画面

    • 自分が担当しているワークアイテムに対する進捗の更新がプロジェクト画面上に通知されます。
      これにより、更新内容をいち早く察知し確認できます。  

    • 自分が担当しているワークアイテムのみに絞り込んで表示できます。  

フィールド値を自動で設定する

進捗率や計画工数などのフィールドは、WBSの構成に応じて値を更新されるように設定することができます。
ガントテーブル上で対象フィールドの列を右クリックし、「決定方法」のリストから選択してください。

備考

Standard Editionでは、以下のフィールドのみ決定方法を変更できます。

  • 進捗率
  • 残り作業時間

決定方法の活用例

フィールドの決定方法のご活用例を以下に紹介します。

事例設定する「決定方法」実現できること
計画工数を積み上げる子の合計値計画工数に自動で子アイテムの計画工数の合計値を設定

計画期間を子アイテムに合わせる子の最大値子アイテムの終了日を親アイテムの終了日に反映

子アイテムの進捗率を反映する親アイテム:加重平均
子アイテム:規模進捗
子アイテムの実績規模を入力すると自動で更新

ワークアイテムの変更通知を受ける

ワークアイテムが変更された場合、以下のようにプロジェクト画面上で通知を受けることができます。

通知先通知トリガ効果
ワークアイテムのリーダ・ワークアイテムのリーダーに設定された
・リーダーであるワークアイテムが完了した
リーダになっているワークアイテムの
状況変化を検知できる
リソースに割り当てられたメンバコメントが追加された(コメント機能の詳細)メンバー間で更新内容を確認できる

通知は以下の方法で確認できます。

  1. 画面右上の「鈴」アイコンに通知がきます。

  2. アイコンをクリックすると通知内容が表示されます。

  3. 対象の通知内容をクリックすると対象のワークアイテムに移動します。

    ・ コメントが追加されている場合は、コメントを表示します。

ワークアイテムの情報を取得する

TimeTracker NX は画面上でデータを扱うだけではなく、Excelなど他のツールで利用するために
アイテムの情報を取得する機能も用意しております。

具体的には以下があります。
・各アイテムのURLを活用する
・データをタブ区切りの形式でコピーする

以降に詳細をご説明します。

各アイテムのURLを活用する

TimeTracker NX は ブラウザにURL(パス)を指定して画面を指定したり、アイテムを特定します。
このパスをコピーし、様々な機能に活用することができます。

コピーしたパスは、以下の場面で利用できます。

  • 予定のインポート
    会議案内の本文にコピーしたURLを貼り付けてください。
    予定をインポート時にこの予定に自動で実績を割り当てることが可能になり、ボタン一つで実績工数を入力できます。
    詳細は「予定表と連携する」をご覧ください。

  • Excel連携
    インポートするワークアイテムが複数ある場合、対象を指定することができます。
    詳細は「URLから直接TimeTracker NXのワークアイテムを指定する」をご覧ください。

以下の方法でパスを取得できますので、用途に合わせてメニューを選択してください。

  • プロジェクト画面
    対象のワークアイテムを選択し、右クリックする。

  • タイムシート
    ワークアイテムツリーで対象ワークアイテムを選択し、右クリックする。

No.メニュー用途
1タイムシートへのパス対象のワークアイテムがワークアイテムツリー上で選択された状態でタイムシートを開く
2プロジェクトへのパス対象のワークアイテムがガントテーブル上で選択された状態でプロジェクトを開く
備考

複数のワークアイテムのURLをまとめてコピーすることもできます。

データをタブ区切りの形式でコピーする

プロジェクト画面に表示するガントテーブルの情報を、タブ区切りの形式(TSV形式)にしてデータをコピーすることができます。
操作は、対象のアイテムを選択し、で右クリックから「アイテムのコピー」-「TSV形式でコピー」を選択するだけです。

これにより以下の活用ができます。

  • TimeTracker NXで管理しているプロジェクトの進捗状況をExcelなどの報告書へ貼り付ける。

  • 他のシステムで活用するプロジェクトデータの入力情報として利用する。

備考

コピーされるフィールドは、現在表示しているすべてのフィールドになります。
複数のワークアイテムを対象にしてコピーすることもできます。